2023.03.06
オフィスの回線速度が遅い原因は?解決策をわかりやすく解説!
今日のビジネス環境では、インターネット接続の速度が生産性に大きく影響します。しかしながら、多くのオフィスでは回線速度が遅く、仕事がスムーズに行えないという問題があります。
オフィスの回線速度が遅いと、メールで届いたファイルのダウンロードに時間がかかったり、Web会議の映像が止まってしまったりなど直接的な影響が発生します。インターネット回線に問題がある場合はすぐに改善に取り組みましょう。
本記事では、オフィスの回線速度が遅いことがもたらす問題と、原因・解決策について詳しく解説します。
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▼目次
1.オフィスの回線速度が遅いかのチェック項目
オフィスの回線速度が遅いなと感じたら、以下の項目で回線が遅くないかをチェックしましょう。
- スピードテスト
- 他のユーザー・オフィスとの比較
これらの項目を確認することで、「オフィスの回線速度が遅い」という問題が実際に発生しているのかを正確に判定することができます。
他のユーザー・オフィスとの比較
まずは同じオフィス内にいる他のユーザーや、同じインターネットプロバイダーを利用している他のオフィスと回線速度を比較することで、回線に問題があるかどうかをはっきりさせましょう。
この比較を行うことで回線速度が遅い問題が特定のユーザーやオフィスに限定されているかどうかを確認することができます。もし自分のパソコンだけ速度が遅いなと感じた場合は、パソコンや周辺デバイスに原因があるかもしれません。
また、TwitterなどのSNSで「〇〇 つながらない」(〇〇はお使いのプロバイダーやネット回線の名称)と検索することで、インターネットプロバイダーに起因しているかを特定することができます。
スピードテスト
インターネット接続の速度を測定するために、オンラインのスピードテストツールを利用することができます。
Googleの検索画面で「スピードテスト」と入力すると、速度テストを行うことができます。
スピードテストの結果を基に、回線速度が本来の性能よりも遅いと判断された場合は、問題を修正するために接続設定やインフラの改善などを検討しましょう。
2.オフィスの回線速度が遅い原因
オフィスの回線速度が遅い原因は以下のようなものが挙げられます。
- インターネットプロバイダー
- ケーブル接続
- サーバー側の問題
- 端末の設定
それぞれ解説していきます。
1.インターネットプロバイダー
一つ目は、インターネットプロバイダーによるネットワーク混雑や技術的な問題、配信回線の状態です。
インターネットプロバイダーとは、回線をインターネットにつなげる役割を担う接続事業者のことで、So-netやGMOとくとくBB、BIGLOBEがその代表です。インターネットプロバイダー側で大規模な通信障害が起こっている場合、全国的に回線が遅くなる、もしくは全くつながらない状況が起こっている場合があります。
契約しているインターネットプロバイダーの提供する回線速度と、利用しているインターネット回線が異なる場合も、回線速度が遅い原因となります。
2.ケーブル接続
オフィス内のパソコンなどからインターネットへの接続には、ケーブルを使用することが一般的です。なぜなら、ケーブルを使った有線接続の方が、Wi-Fiを使った無線接続よりも障害が少ないため、インターネット速度が速くなる傾向があるからです。
しかし、このケーブルが損傷している場合や、あまりにも長すぎると回線速度が遅くなることがあります。また、接続先の混雑状況なども、回線速度が遅い原因となることがあります。
3.ルーター
ルーターとはインターネットプロバイダーからの信号を受け取り、オフィス内のパソコンやスマートフォンのインターネットへの接続を制御する装置です。
ルーターが不調の場合、回線速度が遅くなったり、接続が切れたりすることがあります。また、古いルーターを使用している場合や、周囲の電波状況が悪い場合も回線速度が低下することがあります。
4.サーバー側の問題
サーバーとは、インターネット上のウェブサイトやアプリケーションなどのデータを保存し、応答するために使用される装置です。
サーバー側の問題としては、混雑している場合や、サーバー自体が異常を起こしている場合などが考えられます。これらのサーバー側の問題により、回線速度が遅くなったり、アクセスできない場合があります。
5.端末の設定
使用している端末の設定にそもそも問題がある場合、インターネット接続が遅くなることがあります。
例えば、キャッシュサイズが大きすぎると、ブラウジング速度が遅くなることもあります。
また、セキュリティソフトやファイアウォールなどの設定も、インターネット接続速度に影響を与えることがあります。
3.オフィスの回線速度が遅いことがもたらす問題点
オフィスの回線速度が遅いことがもたらす問題点は以下のようなものがあります。
- ワークフローの遅延
- コミュニケーションの課題
- データのセキュリティ
- 顧客サービスの低下
それぞれ解説していきます。
ワークフローの遅延
オフィスの回線速度が遅いと、ワークフローの遅延につながります。
これによってメールの送受信、ファイルのアップロードまたはダウンロード、Webサイトへのアクセスなどのタスクに時間が掛かり、従業員が締め切りに間に合わなくなる可能性があるため、フラストレーションや生産性の低下につながる可能性があります。
これは会社の収益に悪影響を及ぼし、従業員の士気に悪影響を及ぼす可能性があります。
コミュニケーションの課題
オフィスの回線速度が遅いと、コミュニケーションに支障をきたすことがあります。
これによって従業員は同僚や顧客とのコミュニケーションに支障をきたし、重要なやりとりの遅れや機会の逸失につながる可能性があります。
例えば、インターネットの速度が遅いとビデオ会議が難しくなり、通話品質が低下したり、通話が途切れたりしてチームワークの質に悪影響が及ぶ可能性があります。
またインターネットの速度が遅いと、社員が重要なデータや情報にリアルタイムでアクセスできなくなり、コミュニケーションが阻害される可能性があります。
全体としてインターネットの速度が遅いと、オフィス環境における効果的なコミュニケーションとチームワークに大きな支障をきたす可能性があります。
データのセキュリティ
オフィスの回線速度が遅いことがデータのセキュリティに悪影響を及ぼすことがあります。
遅い回線ではデータ転送やアップロードが遅いため、外部からの不正アクセスやハッキングの可能性も高くなります。
また必要なデータを正確かつ迅速に取得することが困難になります。
これにより企業のセキュリティリスクが高まります。
顧客サービスの低下
オフィスの回線速度が遅いと、顧客サービスが低下する可能性があります。
通信速度の遅い環境では顧客とのコミュニケーションが遅くなり、情報の受け渡しに時間がかかることがあります。
またデータの処理やアクセスも遅くなり、顧客サービスに影響を与えることで評判が低下し、顧客満足度が低下する可能性があります。
4.オフィスの回線速度を向上させるための解決策
オフィスの回線速度を向上させるための解決策は以下の通りです。
- インターネットサービスプロバイダー (ISP) による回線速度のアップグレード
- ケーブル接続の見直し
- 新しいルーターの購入
- サーバー側の問題解決
- 端末の設定変更
- Wi-Fi環境の改善
- バンド幅の増強
- クラウドサービスの導入
- ネットワーク監視ソフトウェアの利用
それぞれ解説していきます。
インターネットサービスプロバイダー (ISP) による回線速度のアップグレード
インターネットサービスプロバイダー (ISP) による回線速度のアップグレードは、オフィスの回線速度を向上させるための一つの解決策です。
このアップグレードにより、回線帯域幅が広がり、高速なインターネット接続が可能になります。
ケーブル接続の見直し
オフィスのネットワーク速度を向上させるためには、ケーブル接続を見直すことが一つの解決策となります。
これには、ケーブルの品質、使用されているケーブルの数、物理的な接続が安全で適切に機能しているかどうかを確認することが含まれます。
また、必要に応じてより高品質なケーブルやより高速なケーブルへのアップグレードを検討するとよいでしょう。
新しいルーターの購入
新しいルーターを購入することで、オフィスのインターネット速度を向上させることができます。
新しいルーターによってより速く、より安定した接続を提供することができる改良されたハードウェアと技術を利用することが可能です。
サーバー側の問題解決
オフィスの回線速度を向上させるために、サーバー側の問題を解決するためには以下のような手法があります。
- サーバーのハードウェアアップグレード
- ソフトウェアのアップデート
- サーバーのキャッシュ・メモリの増強
- ネットワーク構成の見直し
- サーバー負荷分散の設定
これらの手法によって回線速度を向上することが可能です。
端末の設定変更
端末の設定変更は、オフィスの回線速度を向上させる可能性がある解決策の一つです。これには次のようなものが含まれます。
- キャッシュと一時ファイルの削除
- ソフトウェアのアップデート
- Wi-Fi設定の調整
- 古いブラウザのアンインストール
- VPNの使用の停止
これらの変更は端末の設定によって異なりますが、回線速度の向上に役立つ可能性があります。
Wi-Fi環境の改善
オフィスのインターネット速度を向上させるためには、Wi-Fi環境を改善することが一つの解決策となります。Wi-Fi環境を改善する方法には、次のようなものがあります。
- より優れたワイヤレス機能を持つ新しいルーターにアップグレードする
- ルーターをオフィスの中心部に移動する
- アクセスポイントを増設し、弱点をなくす
- 5GHz帯の周波数に変更する
- ルーターを他の電子機器から離して設置する
これらの改善方法を組み合わせることで、より高速で信頼性の高いWi-Fi環境を実現することができます。
バンド幅の増強
オフィスの回線速度を向上させるためには、バンド幅の増強が一つの方法です。
これは、インターネットサービスプロバイダーから提供される回線速度をアップグレードすることで実現することができます。
また、インフラの整備や、新しい回線を導入することもバンド幅の増強に向けた選択肢の一つです。
クラウドサービスの導入
オフィスの回線速度を向上させるためには、様々なクラウドサービスが利用可能です。以下はいくつかのオプション例です。
- Content Delivery Network (CDN):ウェブページのコンテンツを配信するためのサービス
- Cloud Storage:データを保存・共有するためのサービス
- Virtual Private Network (VPN):プライベートなネットワークを構築するためのサービス
- Cloud-based collaboration tools:チームのコミュニケーションと協働を改善するためのサービス
これらのサービスを導入することで、オフィスのネットワーク回線速度が向上する可能性があります。
ネットワーク監視ソフトウェアの利用
オフィスの回線速度を向上させるには、ネットワーク監視ソフトウェアを利用することが一般的です。
アクティビティ監視を行うことで、回線速度が遅い原因となる不正なアクセスや通信量の多いアプリケーションなどを特定することができます。
また回線速度を最適化するための調整やトラブルシューティングの改善などが行えるようになります。
まとめ◆オフィスの回線速度の遅さは収益に直結する
自社のオフィスの回線速度は問題なかったでしょうか?
オフィスの回線速度の遅さはビジネスに様々な影響を与え会社の収益にまで直結します。
オフィスの回線速度が遅かった場合は、今回解説した解決策を参考に改善してみてください。
オフィスのIT環境を改善しませんか?
もしも今現在、
- オンライン、IT、ペーパレスなどよくわからない
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上記のようなお困りごとがありましたら、トントンへご相談ください。
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