2023.04.22
日本ではどこにある?データセンターの場所を比較解説
「データセンターは日本のどこにあるの?」
「おすすめできるデータセンターの場所を知りたい」
こんな疑問を抱える方も多いのではないでしょうか。
データセンターはサーバーや通信設備の設置・保管に特化した施設です。データセンターを利用することで普段は目に見える効果を感じることはほとんどありませんが、災害時やウイルス感染で社内のデータが消えてしまった時にも、データセンターからバックアップを復元することができます。
日本全国にデータセンターは247か所あり、都心でアクセスのいい立地、災害時に津波や土砂災害の危険がない立地など、様々な条件から選ぶことが可能です。
参考:データセンター一覧|日本データセンター協会
本記事では、「日本でおすすめできるデータセンターの場所」について解説します。データセンターをお探しの企業様は、ぜひ参考にしてください。
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▼目次
1.日本で人気のあるデータセンターを比較
「日本で人気のあるデータセンターを比較」では、石川と千葉にある2つのデータセンターを紹介します。
ICC-IDCデータセンター
ICC-IDCデータセンターは、石川県金沢市に位置しており、石川県の金沢駅から車で30分ほどの所にあります。北陸地方・中部地方の企業であればアクセスがしやすい距離です。
データセンターの運用実績が約40年あり、いつでも高速で安全なネット回線を提供しています。ITサービスに携わってきた実績によりお客様から信頼を得られているのは、強みのひとつです。
24時間365日体制の監視カメラ、徹底した入退室管理であるためセキュリティー対策が充実しています。
Colt 印西データセンター
Colt 印西データセンターは、千葉ニュータウンに位置しており、成田空港からも東京の中心部からでもアクセスがしやすい距離にあります。
24時間365日体制での監視やICカード認証など強固なセキュリティで守られています。
耐震構造の建物であり、他のデータセンターよりも地震対策の強度が高いです。震度階級マグニチュード7までの大地震に耐えられる構造になっています。
2.日本でおすすめのデータセンターを比較
日本にはおすすめできるデータセンターが多くあります。それぞれの特徴について見ていきましょう。
大垣データセンター
大垣データセンターは、東京と大阪の中間である岐阜県大垣市に位置しています。名古屋市近辺ではこの大垣データセンターを利用している企業も多いです。
外部からの侵入を防ぐために人が24時間体制で監視したり、サーバールーム入室にはICカードと生体認証を必要とするためセキュリティのレベルは高いです。
建物は、震度6強クラスの地震に耐えられる耐震構造を採用しており、災害への対策は徹底されています。
JSS東京IDC
JSS東京IDCは東京23区内に位置しており、地震にも耐えうる耐震構造の建物になっています。
24時間365日ノンストップでの電力供給の待機体制であるため、安定稼働です。お客様の大切なデータを管理し、運用や監視を含めたノンストップ対応を行っています。
Ryobi-IDCサービス
Ryobi-IDCは、交通の便に優れた立地条件の良い岡山県に設置されており、東京からでも飛行機に乗って1時間ほどでアクセスができます。地震などの災害リスクが少なく、安定した電力供給ができるのが特徴です。
アプリケーション開発からインフラまでさまざまな分野のサービスを提供し、お客様の要望には柔軟に対応しており、サーバ・クラウドの活用をサポートしています。
東京・大阪エリア MCDRコロケーションソリューション
MCDRコロケーションソリューションは、大阪府箕面市に位置しており、MCデジタル・リアルティ株式会社が提供しています。SOC・HIPAAなどの国際規格・認証を取得しているのが強みです。
24時間の監視体制・カードリーダ・生体認証などのセキュリティ対策を徹底してサーバーを守っています。
S-Port データセンターサービス
S-Port データセンターサービスは、東京や大阪など国内に6か所あり、鈴与シンワート株式会社が提供しています。東京や大阪にある企業ならばアクセスがしやすくてとても便利です。
建物自体が震度6強の地震に耐えられる耐震構造になっている他、24時間365日の監視や顔認証を行い入退室管理をするなどセキュリティ体制が充実しています。
Colt東京塩浜データセンター
Colt東京塩浜データセンターは、東京都江東区に位置しており、Coltテクノロジーサービス株式会社が提供しています。金融業界の重要なニーズに応えるために作られたのが特徴です。
空調設備や電源供給などが多めに備えられていて安心です。24時間365日でのセキュリティ体制でのサポートを行っています。
FIT-IDC
FIT-IDCは富山県を拠点としており、北電情報システムサービス株式会社が提供しています。北陸電力の基幹業務を運用してきた高い実績があります。
地震のリスクが全国の中でも低く、人口密度の低さもあり交通渋滞の心配がないのが魅力的です。
設備面では、受電を2系統化したり緊急時の優先供給契約を行うなど、万が一の場合に備えられています。
ビジネスiDC
ビジネスiDCは、首都圏を中心に50か所の拠点があり、自社に近いデータセンターを選ぶことも可能です。専門のアドバイザーにより、立地条件やセキュリティ設備などを考慮して最適なデータセンターを選択してご提案してくれます。
データセンターの設計や運用まで充実したサポートであるため、安心して利用できます。自社の課題を解決できるようなデータセンターを選びましょう。
株式会社大崎コンピュータエンヂニアリングの東京データセンター
株式会社大崎コンピュータエンヂニアリングは、東京都中央区に位置しており、24時間365日対応しているデータセンターです。
地震や火災に強いだけではなく、セキュリティにも優れた設備を採用しています。
ハウジングとホスティングのハイブリッド環境の構築にも対応しており、管理・運用・保守までサポートしてくれます。
サービスホスティングとは…サーバー自体のスペースを借りること。レンタルサーバーとも呼ばれる。
3.日本で定番のデータセンターを比較
「日本で定番のデータセンターを比較」では、3つのデータセンターを解説します。
- WebARENA Symphony
- IDCフロンティアのデータセンター
- さくらインターネットのデータセンター
WebARENA Symphony
WebARENA Symphonyは、NTTPCが提供しているデータセンターです。東京・大阪中心でアクセスがしやすい場所にて運用しています。
IXやISPと高速接続し、ネットワーク回線の冗長化・ 障害時の迂回ルートを確保して、 安心できる快適なアクセス環境になっています。
IX(インターネットエクスチェンジ)とは…インターネットの中核を成す施設であり、プロバイダ、インターネットデータセンター間の通信をするための相互接続ポイントのこと。
ISP(プロバイダー)とは…インターネットに接続するためのサービスを提供する事業者のこと。
IDCフロンティアのデータセンター
IDCフロンティアのデータセンターには、都市型・郊外型のデータセンターがあり、国内に7拠点配置しています。
システムの導入から運用までを任せられるマネージドサービスにより、現地での作業が必要ありません。サーバーの構築や障害対応など、現地での作業や運用を代行するサービスメニューが充実しています。
さくらインターネットのデータセンター
さくらインターネットのデータセンターは、東京・大阪・北海道にあり、自社の技術者が24時間365日体制で運用しています。
国内の代表的なIX(インターネットエクスチェンジ)や大手のプロバイダーと東京・大阪で接続を行い、高速で安定したネットワークの利用が可能です。
ハウジング(スペースレンタル)の利用以外にも、「さくらの専用サーバ」「さくらのクラウド」などのサービスと独自のネットワーク上で接続し、インフラを構成できます。
もちろん震度6強の地震にも耐える耐震構造を採用しています。
4.データセンターとは?
データセンターとは、ネットワーク機器を設置し、安定的に運用するために作られた施設です。
センター内部には、サーバーを収納するラックが並んでいて、ネットワーク機器を設置するスペースも確保されています。また、高速ネットワーク回線や大容量の電源などが完備されています。
重要なデータが保管されているサーバーの安全性を確保する際に、地震などの災害への対策や、防犯面のセキュリティ対策が24時間365日厳重に稼働しています。
データセンターが公開されていない理由とは?
データセンターの詳細な場所は、セキュリティ対策の観点から公開されていないケースが多いです。データセンターを公開しなければ、悪意のある第三者にデータの保管先を知られにくくなるため、データが狙われにくくなるからです。
5.データセンターを選ぶ5つのポイント
では実際にどのデータセンターを選べばよいかですが、データセンターを選ぶ際は5つのポイントを参考にしてください。
- 安全・利便性の良い立地であるか
- セキュリティ対策は十分か
- 地震や災害対策はできているか
- クラウド型かオンプレミス型か
安全・利便性の良い立地であるか
データセンターを選ぶ際には、「安全性」が重要になります。なぜなら、海外では洪水により、データセンターが水没してしまったという事例があるからです。
津波や集中豪雨などの被害を受けやすい場所に建設されていないか確認が必要になるでしょう。
また、利便性の良い立地なのかがポイントになります。サーバのメンテナンスは遠隔でもできますが、障害対応などで現地で作業をしなければならないケースもあります。
その場合には、すぐに駆けつけて問題を解決できるように、利便性の良い立地にあるのかを考えると良いでしょう。
セキュリティ対策は十分か
セキュリティ対策が十分であるデータセンターなのか確認しましょう。
データセンターのセキュリティ対策として、サーバールームへの入退室の管理、監視カメラの設置、24時間365日の警備などがあります。また、サイバー攻撃への対策もあり、24時間体制のネットワーク監視・障害対応を実施しているかが重要です。
データセンターには大事な情報が凝縮されているので、侵入者による犯罪を防ぐ対策が求められるでしょう。
地震や災害対策はできているか
日本は地震が多い国であり、東日本大震災をきっかけにデータセンターを活用する企業も増えています。
データセンターを選ぶ場合には、耐震性を重視すると良いです。
建物自体が耐震構造・免震構造になっていればインフラ被害を最小限に抑えられます。データセンターでは、耐火耐震という万全な災害対策が施されています。
データセンターにサーバーを預けておけば、災害時にデータを失ってしまう事態を防げるでしょう。
クラウド型かオンプレミス型か
インターネット上に仮想のサーバを設けて運用するのが「クラウド型」であり、ネットワーク機器・サーバーなどをデータセンターに預けて運用するのが「オンプレミス型」です。
以前は、データセンターのサービスを利用して機器の管理を行っていましたが、今では、クラウド型への移行も増えています。
どういった形態が自社に適しているのか考えておきましょう。
6.まとめ◆全国247のデータセンターから自社にあった場所を選ぶには
本記事では、「日本でおすすめできるデータセンターの場所」について解説しました。
多くのデータセンターでは、耐震構造を採用しており、地震や火災などの災害対策が万全です。また、24時間365日の監視・本人確認・生体認証などが行われており「セキュリティ対策」が充実しています。
万が一、障害対応が発生してしまった時には、すぐに現場に駆けつけられるように利便性の良い立地にデータセンターがあるのか確認しておきましょう。
社内データの管理方法に不安はありませんか?
もしも今現在、
- 非常時に備えた社内データの管理ができていない
- オンライン、IT、ペーパレスなどよくわからない
- デジタル化の波に遅れないよう、社内の体制・仕事のやり方を見直したい
上記のようなお困りごとがありましたら、トントンへご相談ください。
株式会社トントンでは、OA事務機器の事、ファイル管理やネットワーク構築、ネットワークセキュリティ、ペーパレス化の検討など、オフィスにまつわる環境整備やデジタル化をサポート。現在の課題をヒアリングしたうえで、貴社の予算や要望に合わせた最適なプランニングを行います。
「こんなことも相談できるのかな?」といった些細なお困りごとでも構いません。まずはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
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