2024.05.19
社用携帯は導入すべき?必要性や企業と従業員のメリット
ビジネスパーソンの働き方の多様化により、リモートワークの導入など、会社の外で仕事をする機会が増えています。そのため、従業員がどこでもスムーズに仕事を進められるように、会社が携帯電話を支給することが増えています。
特にデジタル化を進める企業では、社用携帯が社内外でのコミュニケーション手段としてますます重要になってくることが考えられます。
この記事では、社用携帯を導入すべきかどうか、また必要性と企業側・従業員側の5つのメリットなどについて解説していきます。
社用携帯は導入すべき?
社用携帯というと、主に営業職が利用していた印象を持つ人は多いのではないでしょうか。しかし、デジタル化やDX化が進んでいる現在では、いろいろな仕事で使われています。これから社用携帯の導入を検討している企業もあるでしょう。
社用携帯を従業員に配ると、会社は利用状況やデータを一か所で管理できるようになります。ビジネスチャットやWeb会議アプリなど、必要なアプリを社用携帯にダウンロードすれば従業員全員が円滑に連絡が可能です。
社会的にデジタル化やDXが進んでいることもあり、リモートワークや在宅勤務を導入する企業が増えています。そのため、オフィス外で仕事をする従業員とスムーズに連絡を取るために、社用携帯の必要性が高まっています。
会社にとって社用携帯が必要かどうか迷う場合は、次に紹介する企業側と従業員側のメリットを参考にしてみてください。
企業にとっての社用携帯を導入するメリット
社用携帯の導入は、企業側と従業員側の両方に様々なメリットがあります。次の項目では、社用携帯を導入する企業側の5つのメリットをお伝えしていきます。
セキュリティ強化に繋がる
社用携帯は企業が管理するものですので、徹底したセキュリティ対策を行えます。例えば、必要なセキュリティアプリをインストールしたり、不審なメールやWebサイトへのアクセスをブロックしたりなどです。状況に合ったセキュリティ強化を行うことが大切です。強固なセキュリティを確保できると、不正アクセスやサイバー攻撃から企業の重要なデータ、従業員や顧客の個人情報を守ることができます。
従業員の個人情報を守れる
社用携帯を導入すると業務用の連絡先やメール、ドキュメントなどが個人のデバイスに保存されません。そのため、業務上の情報と個人情報が混在するリスクを避けられます。社用携帯を企業が徹底したセキュリティ対策を行いながら、管理していくようにすると従業員の個人情報の安全を確保できます。従業員側も個人情報が守られていると感じることで、安心して業務に取り組めるでしょう。
情報漏えいリスクが低減する
社用携帯は企業が導入して直接管理するため、情報漏えいのリスクを大幅に低減できます。従業員が個人の携帯電話を使用すると、誤って自社の重要なデータが外部に漏れる危険性があります。
不適切なアプリケーションやWebサイトへアクセスし、サイバー攻撃の被害に遭う恐れもあるでしょう。社用携帯は企業が設定したセキュリティ基準に従って管理されるため、不正アクセスや情報漏えいを未然に防げます。
業務効率化やコストの削減が図れる
従業員は移動中や外出先でもスムーズに業務を行うことができ、業務効率化が図れます。社用携帯は法人向けプランを契約できるため、通常の契約と比べてコストを抑えることが可能です。企業は社用携帯の一括契約を行い通信費用の削減や、デバイスの統一により運用コストの削減が期待できます。
従業員にとっての社用携帯を導入するメリット
従業員のなかには、個人の連絡先を職場や取引先、顧客に教えるのに抵抗を持つ人もいます。社用携帯の導入で従業員の負担が減り、多くのメリットを得られるようになるでしょう。次の項目では、社用携帯を導入する従業員側の5つのメリットをお伝えしていきます。
プライバシー保護
従業員が個人の携帯電話を業務に利用すると、メールアドレスや内容、電話番号などが第三者に漏れて悪用される恐れがあります。社用携帯を導入すれば、業務とプライベートの情報を分けられます。個人の電話番号やメールアドレスを業務で使用する必要がなくなるため、従業員の個人情報やプライバシーの保護が可能です。
プライベートとのメリハリがつき心理的負担の軽減
社用携帯を使うことで、仕事の時間とプライベートの時間を明確に分けることができます。
社用携帯を支給されていないビジネスパーソンのなかには、個人の携帯で仕事の連絡を受けて、いつでも対応しなければならない人もいるでしょう。社用携帯を持つことで、プライベートな時間に仕事の連絡が減り、ワークライフバランスを改善できます。仕事のストレスを家庭に持ち込みにくくなるので、心理的負担の軽減に繋がります。
通信費の自己負担がなくなる
自分の携帯電話で仕事をすると、通信費の自己負担が発生します。社用携帯を支給すれば、従業員は通信費を払わなくて済むので、通話料金やデータ通信費用に気を遣わずに済みます。企業は通信費用のコスパを意識して、一括契約のプランにすると通信費を安く抑えることができます。
外出中の従業員との連絡を円滑にするため
社用携帯を使うと、社内外で従業員どうしがコミュニケーションをスムーズに取りやすくなります。できれば、自社でルールや決まり事を作って周知すると、外出中の従業員との連絡がより円滑化に繋がるはずです。
例えば、業務中は社用携帯を常に持ち歩くことや、電源を切らないことなどのルールです。これにより、緊急時の対応やプロジェクトの進行において、迅速かつ効率的なコミュニケーションが可能になるでしょう。
情報やデータの共有をスムーズにする
社用携帯には仕事に必要なアプリやデータが入っています。セキュリティが強化されているので、社内の情報やデータの共有がスムーズに行えます。Wi-Fi環境を構築すれば、社用携帯を使って外からでも社内ネットワークにアクセスでき、必要な情報をいつでも取得可能です。
まとめ
社用携帯を導入することで、企業側と従業員側の両方に様々なメリットをもたらします。
セキュリティや使いやすさを向上させるために、MDMツールを使うのもおすすめです。MDMツールを使うと、社用携帯を遠隔で管理でき、情報漏えいや管理の手間を減らせます。
社用携帯を導入する企業は、従業員が安全に使えるようにしっかりとしたセキュリティ対策を行い、コンプライアンスに対応するようにしましょう。
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