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DX化(ソフト)

2025.03.23

SaaS利用による5つのセキュリティリスクと求められる対策

企業のデジタル資産を標的としたサイバー攻撃には、多種多様なものがあります。なかでも、SaaSのプラットフォームを狙ったサイバー攻撃も増えてきており、セキュリティ対策への課題を抱えている企業も少なくありません。

近年では、生成AIを用いたサイバー攻撃も増加傾向です。攻撃者は複雑な脅威パターンの自動化によって、SaaSの設定ミスの悪用や脆弱性の特定が容易になり、サイバー攻撃による被害に遭うリスクが高まります。

この記事では、SaaS利用による5つのセキュリティリスクと、求められる対策をお伝えしていきます。

SaaS利用時の5つのセキュリティリスク

年々、企業が直面するセキュリティリスクも多様化・高度化しています。SaaSサービスを安全に運用するためには、単一によるセキュリティ対策だけでは組織のデジタル資産の保護として不十分です。安全性を高めるための取り組みとして、多層的・多重的なセキュリティ対策の実施が求められます。

生成AIの登場によって、SaaSセキュリティを根本から見直さなければいけない企業もあるかもしれません。具体的には、下記のようなセキュリティリスクの懸念があります。

1.データ漏えいと盗難

SaaSサービスはインターネット上で提供されています。常にサイバー攻撃の被害に遭うリスクを抱えており、企業の大切なデータの漏えいや盗難の危険性があります。データの漏えいや盗難を防ぐためには、技術的な対策だけではなく、人的な対策も重要です。SaaS利用した従業員が退職した際は、アカウント放置による情報漏えいリスクにも注意した方が良いでしょう。

2.サイバー攻撃

SaaSに対するサイバー攻撃は増加傾向です。マルウェアやランサムウェアに感染した場合の被害は深刻で、企業の重要なデータの漏えい、デバイスに保存されているファイルの改ざん、デバイスの操作不能化、デバイスの乗っ取りなどが考えられます。SaaSを提供するベンダー自体のシステムやサーバーがサイバー攻撃を受けることで、間接的なセキュリティリスクも発生します。

3.SaaSサービスの利用停止

SaaSは利便性が高いことから、過度に依存してしまうと危険です。依存度が高ければ高いほどサービス停止時の影響も大きくなるからです。バックアップ体制や代替手段を用意していない場合、企業活動が滞り生産性が低下してしまう恐れがあるでしょう。

4.シャドーIT

組織内でITやセキュリティに関わる部署の承認や、監視なしに従業員がSaaSサービスを導入し利用すると、シャドーITの危険性が高まります。ITやセキュリティに関わる部署が把握できていないため、セキュリティ対策が行き届かず、情報漏えいなどのセキュリティリスクが高まるからです。

5.セキュリティの責任範囲が不明確

SaaSサービスは、セキュリティの責任がプロバイダーとユーザー間で共有されます。セキュリティの責任範囲が曖昧なままですと、重要なセキュリティ管理が見落とされる恐れがあります。データの保護、アクセス管理、コンプライアンス等はユーザー側の責任であることが多いです。

SaaSに求められる5つの対策

ここまでで、SaaS利用時に潜むセキュリティリスクをお伝えしてきました。次に、上記のセキュリティリスクに対して、企業はどのようなセキュリティ対策が求められるのか、疑問に思うのではないでしょうか。

次の項目では、SaaSに求められる5つの対策をお伝えしていきます。

1.データ暗号化と通信保護

SaaS環境の安全性を高めるためには、データ暗号化と通信保護が大切です。具体的には、エンドツーエンド暗号化の実装や、データ処理と保存方法に関する透明性の確保が重要です。例えば、データがどこに保存され、どのように管理されているかを把握することで、潜在的なセキュリティリスクとコンプライアンス上の問題を特定できます。

2.アクセス制御とログ管理

アクセス制御の強化は、SaaS環境での不正アクセスを防ぐための重要な対策です。ユーザーのアカウント情報を一元管理し、認証システムの実装が求められます。例えば、シングルサインオンや多要素認証などです。ログ管理も重要な対策です。ユーザーのアクセスを定期的に監視することで不審な動きを検出し、潜在的なセキュリティインシデントの防止が可能になります。

3.ゼロトラストモデルの採用

ゼロトラストモデルによるセキュリティ対策は、内部ネットワーク、外部からのアクセスの両方で、すべてのユーザーやデバイスに対して常に検証を行います。従来の境界型のセキュリティ対策では、検出が難しいセキュリティ脅威にも対応可能です。様々なサイバー攻撃に対して、境界防御に依存しない強固なセキュリティを確保します。

4.ベンダーの適切な選定

SaaSベンダーの選定は、組織のセキュリティ態勢に大きな影響を与えます。各ベンダーで価格帯や提供するサービスに違いがあるため、自社に最適なところを選ぶことが大切です。自社にとって適切なベンダーをリストアップし、機能性や利便性を評価した上で、見積もりを比較検討することをおすすめします。

5.セキュリティ教育

強固なセキュリティ対策を実施していても、人的ミスにより無意味になってしまう可能性もあります。従業員のセキュリティに対する適切なトレーニングや教育、研修はSaaSのセキュリティリスク軽減に不可欠です。例えば、従業員に対してSaaSサービスへのログイン時に多要素認証や二段階認証を導入する重要性を教えるなどです。強力なパスワードの設定方法や、基本的なセキュリティ対策の教育も大切です。

まとめ

SaaSの利用が普及する中、セキュリティリスクへの対応は企業にとって見過ごせない課題となっています。AIを活用した脅威検出の導入や、最新のセキュリティ技術を積極的に採用することが、SaaSサービスを含め組織のデジタル資産を保護するために重要です。

  1. データ暗号化と通信保護
  2. アクセス制御とログ管理
  3. ゼロトラストモデルの採用
  4. ベンダーの適切な選定
  5. セキュリティ教育

SaaS利用時には、上記でお伝えしてきたセキュリティ対策の実施によって、組織全体のセキュリティ意識を高め、セキュリティリスクの大幅な軽減に繋がります。

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