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DX化(ソフト)

2023.09.30

MDMの必要性|機能・目的・活用シーン・3つのツールを紹介

MDMとは

業務で利用するパソコンやスマホなどのデバイスには、従業員や顧客の個人情報、企業の重要なデータなどが保存されています。社外にデバイスを持ち出して仕事を行うビジネスパーソンも増えており、紛失・盗難にあった場合、個人情報や企業の重要なデータが漏えいしてしまう危険性があるでしょう。

MDM(モバイルデバイス管理)を実施することで、デバイスのセキュリティが確保されます。社内外で安全に業務に取り組めるようになり、セキュリティ上のリスクを少なくできるでしょう。MDMツールは色々なものがあるため、扱いにくくて失敗したとならないためにも、適当には導入せず自社に最適な管理ツールを選ぶことが大切です。

この記事では、MDMの基礎基本や必要性と、代表的な4個の管理ツールをわかりやすく紹介していきます。

MDMとは?

MDMとは「Mobile Device Management(モバイルデバイス マネージメント)」の略語で、モバイルデバイス管理とも呼ばれています。企業で使用するスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを一元管理して、運用するサービス及びソフトウェアを指します。

MDMは「オンプレミス型」と「クラウド型」の2つのサービス形態があります。

オンプレミス型
オンプレミス型は、自社で構築したサーバーを使用するため、カスタマイズ性が高く社内で管理・運用がしやすいです。アップデートや、メンテナンスを定期的に社内で完結する必要があり、保守管理において作業者の業務負担が大きく運用に労力とコストがかかります。

 

クラウド型
クラウド型は、サーバーを自社で構築する必要が無く、アップデートやメンテナンス等の保守管理をベンダーが行ってくれるため、ランニングコストを安く抑えられ導入しやすいです。MDMの主要機能の他に、オプションで機能を追加・改良する場合は、ベンダーが代わりに行うためカスタマイズ性は低いです。

 

主な機能

MDMの主要機能は、下記の通り様々なものがあります。

  • モバイルデバイスの一括管理・運用
  • モバイルデバイスの盗難・紛失時の遠隔ロックや位置情報取得
  • コンテンツの管理や配信
  • アプリの一括管理
  • セキュリティ対策

目的

モバイルデバイスの管理を従業員一人ひとりに任せると、私的利用によりコンピュータウイルスに感染したり、紛失や盗難したりで情報漏えいのリスクが高まります。

企業がMDMを導入する目的として、従業員に支給するモバイルデバイスを一括管理・操作できるので、個々の利用状況の確認やセキュリティ対策が可能になり、不正利用や情報漏えいの防止に繋がります。

活用シーン

企業がモバイルデバイスにMDMを導入することで、従業員の不正使用の防止や、紛失・盗難時に位置情報を取得して探したり、遠隔操作でロックをかけたりして外部者からの利用や情報漏えいを防げます。

注意点として、MDMを導入したモバイルデバイスがネットワークに繋がらないエリアにあったり、機内モード設定にしたりしていると、遠隔で操作や管理ができなくなります。そのため、ネットワークに接続できないエリアではMDMを活用できません。

企業におけるMDMの必要性

急速に進むデジタル化によって、モバイルデバイスを使用したリモートワーク、テレワークを導入する企業が増えてきました。インターネットに接続できるエリアであれば、どこでも持ち運びできるので便利な反面、紛失や盗難による情報漏えいリスクの危険性があります。

MDMの導入はモバイルデバイスのセキュリティ対策や、従業員の内部不正の防止、システムによる一元管理で業務効率化などに繋がるため、デジタル化に取り組んでいる企業で必要性が高まっています。

MDMの代表的な3つの管理ツールをわかりやすく紹介

ここまでで、MDMの基礎基本や企業が管理ツールを導入する必要性をお伝えしてきました。MDMを提供するサービス会社は色々あります。多くの企業から支持されていて、高いシェア率があるMDMの導入を検討したいけれど、どのサービス会社を選べば良いのか判断に迷うところも多いでしょう。

企業で取り扱っている、モバイルデバイスの強固なセキュリティの確保や、業務効率化を図るためには、下記で紹介する管理ツールを参考にして自社に最適なものを選びましょう。

次章では、MDMの代表的な3つの管理ツールをわかりやすく紹介します。

  1. MobiControl
  2. ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント
  3. CLOMO MDM

1.MobiControl

MDMとは

※引用:MobiControl

カナダのSOTI社で開発され、ペネトレイト・オブ・リミット株式会社が提供する「MobiControl」は、アプリ管理・紛失や盗難時の遠隔ロック機能など多機能なMDMです。数多くの実用的な機能が備わっており、WebサイトやFAQページは日本語でわかりやすく、モバイルデバイスの一括管理・運用のストレスを軽減してくれる管理ツールでしょう。

2.ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント

MDMとは

※引用:ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント

大手キャリアのソフトバンクが提供するMDMが「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」です。料金プランは「基本サービス」と「オプションサービス」の2パターンがあります。

基本サービスだけでも、MDMの重要な機能が含まれており、サポートも充実しているので安心して利用できる管理ツールです。

3.CLOMO MDM

MDMとは

※引用:CLOMO MDM

株式会社アイキューブドシステムズが提供する「CLOMO MDM」は、丁寧なサポート体制と強固なセキュリティを実現し、MDMとして高い市場シェアを誇っています。MDMの主要機能が充実しているのはもちろんのこと、シングルページアプリケーションが採用されているので、ページ遷移がスムーズで圧倒的な使いやすさが好評です。

まとめ

務効率や生産性の向上に繋がる、パソコンやスマホ、タブレットなどのデバイスの活用は多くの企業で欠かせないものとなっています。持ち運びに便利で優れているモバイルデバイスは、社内外で利用できるため紛失・盗難や個人情報、企業の重要なデータが漏えいしてしまう危険性があるので、取り扱いには注意が必要です。

強固なセキュリティを確保するためにも、モバイルデバイスを使って業務に取り組む企業では、MDMの必要性が高まっています。MDMを提供するサービス会社は、複数あるので紹介した代表的な3個の管理ツールを参考にしながら自社の業務に最適なものを選び活用するようにしましょう。

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