2023.05.28
VPNの導入方法を解説!製品選びのポイントとは?
「VPNを導入したいけど何を用意したら良いの?」
「VPNの導入手順を知りたい」
こんな疑問を抱える企業様も多いのではないでしょうか。企業の大切な情報を第三者の不正アクセスから守るためにも、VPNを導入しセキュリティを強化しましょう。
本記事では、VPNを導入する際に必要な機器・導入手順などについて詳しく解説していきます。VPNを導入してテレワーク環境を整えたい企業様は、ぜひ参考にしてください。
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上記のようなお困りごとがありましたら、トントンへご相談ください。
株式会社トントンでは、OA事務機器の事、ファイル管理やネットワーク構築、ネットワークセキュリティ、ペーパレス化の検討など、オフィスにまつわる環境整備やデジタル化をサポート。現在の課題をヒアリングしたうえで、貴社の予算や要望に合わせた最適なプランニングを行います。
「こんなことも相談できるのかな?」といった些細なお困りごとでも構いません。まずはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
1.VPNを導入する際に必要な装置
企業の大切なデータを守り、テレワーク環境を整えるためにも、VPNを活用してセキュリティ対策をすべきです。VPNを導入する際には、下記の2種類の装置が必要です。
- 専用ルーター
- ゲートウェイ
ひとつずつ見ていきましょう。
専用ルーター
VPN接続をする際には、仮想プライベートネットワーク(VPN)の接続を簡単に確立するために設計された専用のネットワークルーターが必要になります。通常のルーターと比べて、VPN接続のセットアップや管理が容易になっています。
VPNルーターはオフィスだけでなく社員の利用するすべてのデバイスを接続することができ、すべての通信が暗号化によって保護されています。これにより、セキュリティの不安があるテレワーク環境も、社内インターネットと同じように守ることができます。
ゲートウェイ
VPNゲートウェイは、仮想プライベートネットワーク(VPN)の接続を提供するための機器で、VPNサーバーと各デバイス間でセキュリティの高い通信を確立し、ネットワーク接続を可能にします。
ゲートウェイは社外ネットワークと社内ネットワークの中継器として機能しますが、社外からのハッキング・サイバー攻撃を防止できれば、社内ネットワークにあるデータや端末に被害が及びません。被害を及ぼさない設定にすれば、外部からの攻撃を未然に防ぐことができます。
2.VPNを導入する2つの方法
VPNの導入方法は、下記の2つです。
- インターネットVPNを導入する
- IP‐VPNを導入する
インターネットVPNを導入する
インターネットVPNを導入するには、次の手順で実施します。
- VPNルーターを準備する
- 本社と各拠点にVPNルーターを設置する
- 利用端末でVPN設定をする
VPNルーターは、購入またはレンタルで準備します。ルーターを購入する場合はランニングコストを抑えられますが、万が一ドラブルが起きてしまった際にVPNが使えないリスクが発生します。一方で、レンタルすればサポートなどが充実しており、トラブルが起きてしまった際の復旧は早いです。
VPNルーターを準備した後に、VPN通信を行う拠点に設置しましょう。設定方法は、製品ごとに変わってきますが、設定する内容は下記の通りです。
- ユーザー名とパスワード
- 接続PCのIPアドレス
- プロトコルの種類(L2TP/IPsecなど)
詳しい設定に関しては、ルーターのマニュアルやレンタル業者に確認してください。
最後に、VPNに接続するパソコンなどでVPN設定を行います。従業員の利用端末を確認し、VPNの種類・端末によってはソフトやアプリのインストールが必要です。
IP‐VPNを導入する
まず、IP-VPNは通信会社が用意している閉域網にアクセスする必要があります。通信会社が提供するVPNサービスを比較して、自社の従業員規模や求める通信速度などから適切なプランを選ぶことになります。
また、通信会社によりIP‐VPN通信のサービスや運用が異なるため、自社に合う業者を選択しましょう。IP-VPNサービスの契約をすると、通信会社からCEルーターが送られてきます。オフィスのIPアドレスをCEルーターに設定するとIP‐VPNを利用できます。
3.VPNを選ぶ5つのポイント
VPNを選ぶときのポイントは、下記の5つです。
- セキュリティの強度
- インターネット速度
- 運用保守・サポートが充実している
- 同時接続台数で選ぶ
- 利用料金やコストが適切
1.セキュリティの強度
VPNを利用するならば、一番に安全性の高さを考えて選ぶべきです。
ログなしポリシーや信頼性の高いプロトコルが提供されているのかチェックしましょう。どのようなプロトコルがあるのか紹介します。
プロトコル | 特徴 |
PPTP | 互換性は高いけど、安全性は低い |
L2TP | PPTPよりは安全性は高いが、速度が低い |
SSTP | 安全性は高いが、互換性は低い |
IKEv2 | PPTPやL2TPよりも安全性が高く高速ですが、デバイスが限定される |
OpenVPN | 他のプロトコルよりも安全性・速度が高く、柔軟性も高い |
セキュリティの強度で選ぶ場合には、OpenVPNを採用している事業者がおすすめです。セキュリティ対策をするならば、ログなしポリシーを掲げているVPNを選びましょう。
ログなしポリシー:VPN利用者の行動を追跡しないことです。
2.インターネット速度
VPNサービスを利用する際には、インターネット速度を考えるべきです。なぜなら、VPNを利用すれば、通信に暗号化処理がされるので通信速度が遅くなり、業務に支障が出る可能性が考えられるからです。同じページを見ている人が増えれば、アクセスが集中してサーバに負荷がかかり通信速度が低下するのと同様です。
インターネットを使用する目的にもよりますが、50Mbpsの安定した速度であれば、Webサイトの閲覧、高画質の動画視聴もできます。VPNを活用する際には、作業に支障が出ない程度の速度であるか確認しましょう。
3.運用保守・サポートが充実している
初期設定後の運用サポートや、トラブルが起きてしまった際のサポート体制が充実しているかも大事です。なぜなら、システムトラブルが起きればメールの送受信が不可になったり、書類発行ができなくなったりなど、仕事をする上で大きな影響を与えてしまうからです。
24時間365日のサポート体制があるのか、お問い合わせフォームがある場合にはどの程度の返答になるのか、しっかりと確認しておきましょう。外資系のVPNは英語でのコミュニケーションが必要になることが多いため、できるだけ日本製のVPNサービスもしくは代理店によるサポートのあるサービスを選びましょう。
4.同時接続台数で選ぶ
オフィス全体でVPNを使用する際には、同時接続台数を確認しましょう。なぜなら、VPNに対して端末を何台まで同時に接続できるかは、サービスごとに制限があるケースが多いからです。
VPNには同時接続できるデバイスの台数が1〜10台と制限のあるものが多いです。VPN接続をする端末が多い場合は、同時接続台数が無制限のプランを検討してみましょう。
5.利用料金やコストが適切
ルーター購入と初期設定だけで済むインターネットVPNの場合は、2万円〜5万円程度で導入が可能です。
一方で、IP-VPNを導入する場合は初期費用と月額費用が必要です。初期費用は3万円程度で、月額費用は5,000円~5万円程度になります。安全性やインターネット速度が優れているため、インターネットVPNよりもコストがかかります。
予算とVPN導入で何を実現したいのか把握して、自社に合うVPNサービスを選びましょう。
4.まとめ◆VPN導入するなら、専門の業者に委託する
本記事では、VPNを導入する際に必要な機器・導入手順などについて解説しました。
専用のルーターがあれば、VPN構築ができ安心してアクセスができるため仕事の効率が上がります。ゲートウェイは、VPN環境を構築する上で必要な機器であり、各拠点に設置するのが必須です。VPNルーターは、レンタルにするとサポートなどが充実しておりトラブルが起きてしまった際の復旧が早くておすすめです。
VPNを選ぶ際には、安全性の高さやサポート体制を重視して選ぶと安心して仕事を行えるでしょう。
社内データの管理方法に不安はありませんか?
もしも今現在、
- 非常時に備えた社内データの管理ができていない
- オンライン、IT、ペーパレスなどよくわからない
- デジタル化の波に遅れないよう、社内の体制・仕事のやり方を見直したい
上記のようなお困りごとがありましたら、トントンへご相談ください。
株式会社トントンでは、OA事務機器の事、ファイル管理やネットワーク構築、ネットワークセキュリティ、ペーパレス化の検討など、オフィスにまつわる環境整備やデジタル化をサポート。現在の課題をヒアリングしたうえで、貴社の予算や要望に合わせた最適なプランニングを行います。
「こんなことも相談できるのかな?」といった些細なお困りごとでも構いません。まずはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
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