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DX化(ソフト)

2024.03.31

バックアップ管理の適切な方法とは?企業が行うべき理由を解説

バックアップ管理

企業経営を安全に継続していくためには、会社の機密情報や顧客の個人情報の徹底した情報漏えい対策が求められます。重要なデータを社外へ流出させる不祥事を起こすと、企業としての社会的信用を失い経営悪化をまねきかねません。情報漏えいを防ぐためには、定期的なデータのバックアップが欠かせないでしょう。

データのバックアップを取得していれば、不測の事態が発生した場合でも早急に復旧し業務を継続できます。さらに、セキュリティリスクを減らして、安全性を高めるためにデータの保存先やバックアップ管理も重要です。

この記事では、バックアップの種類や管理方法と企業が行うべき理由などについて解説していきます。

企業はデータの適切な保存先を選定したバックアップ管理が大切

データのバックアップは、重要な経営資源の1つである「情報」を安全な場所に保管する保険です。企業の重要なデータは、ヒューマンエラー、コンピュータウイルス、悪意のある第三者、内部不正などによる様々な情報漏えいリスクに晒されています。

また、自然災害が発生するとシステムの機器が壊れて、重要なデータを失う危険性もあるでしょう。そのため、あらゆるセキュリティリスクや不測の事態に備えて、バックアップを行うことは重要です。よりデータの安全性を確保するためには、適切な保存先を選定したバックアップ管理が大切です。

バックアップ先として考えられる媒体は、下記のように色々な種類があります。

  1. SSD
  2. HDD
  3. クラウドストレージ
  4. 磁気テープ
  5. サーバー

1.SSD

高速にデータのやりとりが行え、大容量のデータを保存できる媒体が「SSD」です。SSDはデータの書き込みや、読み込み速度が速いため高速データ転送が可能です。

外付けタイプのSSDを使用すると、データのバックアップを行う時はインターネットに接続する必要はありますが、保存後はオフラインで管理ができます。常時ネットワークに繋ぐ必要がないため、コンピュータウイルス感染対策にも有効です。

2.HDD

SSDと同様に十分なストレージ容量を確保できる「HDD」は、写真や動画のバックアップに最適です。データを長期間保存する場合はSSDよりもHDDの方が優れています。ただし、HDDの方がSSDよりデータの書き込みや読み込み速度は劣るでしょう。

企業の機密情報や顧客の個人情報などの大切なデータは、長期間保存しているところが多いのではないでしょうか。バックアップデータを取得した後は、保存先の選定の他に保存期間の設定もバックアップ管理では重要です。

3.クラウドストレージ

企業のなかには企業システムをオンプレミス環境から、クラウド移行するところもあります。クラウドサービスを提供するクラウド事業者と契約をして、データのバックアップ管理が行えるのが「クラウドストレージ」です。

例えば、「Google Drive.」・「OneDrive for Business.」・「Dropbox Business.」などがあります。ネットワークを介して大容量のデータを保存できます。ベンダー側が定期的にセキュリティ対策や、自動バックアップを行ってくれることもオンラインストレージのメリットと言えるでしょう。

4.磁気テープ

データのバックアップ管理で、費用対効果を重視するのであれば「磁気テープ」が安価でおすすめです。磁気テープは磁性体をテープに塗布しており、磁化が変化することによって情報が記録されます。容量当たりのコストが低く軽量で持ち運びしやすいです。他のデータ記録媒体と比べて壊れにくく、データの長期保存に向いています。

5.サーバー

外部記録媒体やクラウドサービスを利用して、企業の重要なデータをバックアップ管理するのが心配なところもあるでしょう。自社で機密情報や顧客の個人情報を保存する方法もあります。自社専用の「社内サーバー」の構築です。社内サーバーを設置すると、社内で情報の共有やバックアップが容易になります。情報漏えいが起こりにくい構造とカスタマイズ性に優れていますが、高額なコストと手間がかかります。

バックアップの種類

企業の重要なデータはバックアップするだけではなく、自社に合った保存先を選び正しく管理していくための重要性をお伝えしてきました。そうすることで、セキュリティリスクやヒューマンエラーのリスクの軽減や、コストの最適化に繋がります。

ここでは、バックアップの種類を解説していきます。

ファイルバックアップ

ファイルバックアップは、ファイルデータのみをバックアップする方法です。システムバックアップのように機器を設置する必要がありません。取得した複製データは、ファイルサーバー、オンラインストレージ、外部記録媒体など色々なバックアップ管理方法があります。

OSから複製しなくて良いので、保存データの容量を小さくしたりバックアップの時間も、システムバックアップと比べて短くできたりするのが特徴です。

システムバックアップ

システムバックアップは、OSやソフトウェア、アプリケーション、最新データなど色々な設定情報を含めて複製することです。企業で使用しているシステム構成を丸ごとコピーを行い、バックアップする方法です。サーバーやパソコンのデータを全て、バックアップするようなイメージをしていただけると良いでしょう。バックアップするデータが多くなるため、保存データの容量が大きく時間がかかります。

バックアップ管理を企業が行うべき理由

企業システムのバックアップデータは、不測の事態が発生したりセキュリティ事故の被害を受けたりしなければ表に出ることはないでしょう。機密情報や個人情報など重要なデータを取り扱っているので、破損や紛失させてしまうと企業としての社会的信用を失い経営悪化に繋がります。

重要なデータのバックアップを取得して、適切に管理できていれば不測の事態が発生したり、セキュリティ事故が起きたりした際に早急な復旧が可能です。また、悪意のある第三者や内部不正などにより、情報漏えいが発生した時にも重要になります。取得したバックアップデータは証拠記録にもなるからです。情報漏えいが発生した際の重要な手がかりになる可能性があるでしょう。

まとめ

バックアップ管理はバックアップデータの保存先や、保存期間などのルールを決めて適切に管理することです。企業の機密情報や顧客の個人情報などの重要なデータは、色々な方法でバックアップが可能です。

あらゆるリスクに備えて取得したデータは、自社に合った保存先を選んだりバックアップ管理が大切になります。被害を最小限に抑えるためにも取得したデータは、複数の媒体で保存しておくようにしましょう。

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