2024.06.15
【超シンプル】エクセルの数式を非表示にする方法を解説
エクセルで作業をしていると、数式を非表示にしたい状況がしばしば発生します。例えば、他人とエクセルシートを共有したり、ビジネスでプレゼンテーション用の資料を作成したりする際などです。数式を非表示にすると重要な計算方法を秘密にできます。
企業のビジネスで重要な数式や情報が、不用意に第三者に知られないことや、ユーザーによるデータの誤編集の防止などに繋がります。
この記事では、エクセルの数式を非表示にするのはどんな時なのかや、5つのやり方と注意点を解説していきます。
エクセルの数式を非表示にするやり方
選択したセルを右クリックして、表示されるメニューから「セルの書式設定」をクリックします。「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されたら、「保護」タブを選択します。「保護」タブの中にある「表示しない」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
次に、Excelのリボンから「校閲」タブを選択し、「シート保護」をクリックします。「シートの保護」ダイアログボックスが表示されるので、必要に応じてパスワードを設定し、「OK」をクリックします。表示されるオプションから保護したい項目を選択し、再度「OK」をクリックします。これで完了です。
この画像のように、セルを選択しても数式バーに数式が表示されなくなります。表示を再開する場合はシート保護の解除をクリックすることで、数式が出現します。
エクセルの数式を非表示にするのはどんな時?
具体的にどのような場合に数式を非表示にする必要があるのでしょうか。エクセルの数式を非表示にする場面として、以下のようなケースがあります。
データ保護のため
エクセルの数式を非表示にする主な理由の1つはデータの保護です。数式が含まれるセルを誤って編集すると、計算結果が変わってしまいます。エクセルの数式を非表示にすることで誤編集を防げます。
企業であれば重要な計算式やデータを隠して、第三者に知られないようにしたい場合もあるでしょう。他の人が安易に数式を変更したり削除したりできないように、数式を非表示にすると企業の知的財産を守れます。
知られたくない計算式がある
エクセルシートにはビジネスで使う重要な計算式など、第三者に知られたくない情報が入力されることもあります。例えば、仕入れ単価などの個人情報を含む計算式です。第三者や他社に知られたくない情報を保護するために有効です。
ユーザーの混乱回避のため
複雑な数式をエクセルに入力していた場合、ユーザーが見て理解できないと混乱する可能性があります。また、エクセルシートを他の人と共有する際、数式が表示されているとインターフェースが複雑に見えることも考えられるでしょう。ユーザーの混乱を避けるために数式を非表示にする場合があります。
データ整理のため
大量のデータと数式がある場合、全て表示するとデータが乱雑に見える可能性があります。データの見た目をスッキリさせて、すぐに理解できるようにしておかないと、業務効率化や生産性の向上が図れません。大量のデータを扱う際は数式を非表示にすることで、データの整理や分析がしやすくなります。
エクセルの数式を非表示にする時の注意点
エクセルの数式を非表示にするだけでなく、セキュリティ対策も考慮することが重要です。誰でも自由にエクセルシートを閲覧できるようにするのは望ましくありません。重要な企業データや個人情報が漏洩するリスクやセキュリティリスクが増大し、危険です。
例えば、セキュリティ対策として、特定のユーザーにのみアクセス権限を与えることができます。信頼できるメンバーだけがエクセルシートを閲覧できるようにすることで、セキュリティが強化されます。
また、必ずファイルのバックアップを取ることが重要です。データ損失や誤操作、誤編集を防ぐために、定期的にバックアップを行うようにしましょう。
閲覧ランキング
まだ集計されていません。