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IT環境(工事)

2023.11.12

パソコンに必要な停電対策!データと機器を守る予防法を解説

パソコン 停電対策

パソコンを使用している際に停電が発生すると、さまざまなトラブルが起きる可能性があります。

一般的な家庭やオフィス環境では、停電はそれほど頻繁には発生しません。しかし、自然災害や設備の老朽化といった問題があると、突然の停電が発生することもあるでしょう。また、特にビジネスシーンでは、データの消失は大きなトラブルにつながる可能性もあるため、あらかじめ対策しておかなければなりません。

そこでこの記事では、停電がパソコンに与える影響とリスクや、停電が発生する前に対策しておくべきことを紹介します。これから停電対策を進める予定の方は、ぜひ参考にしてください。

停電がパソコンに与える影響とリスク

パソコンを使用している最中に停電が発生すると、次のようなリスクがあります。それぞれ、詳しく解説します。

  • データの損失
  • ハードウェアの損傷

データの損失

停電が発生すると、突然パソコンの電源が切れてしまう可能性があります。突然電源が切れてしまうと、作業中の文章や編集中の画像などの保存していないデータが即座に失われてしまうリスクがあるのです。

また、データベースやファイルシステムが破損するリスクもあります。停電によってデータベースが不正に終了すると、その後復旧作業が必要になるケースも珍しくありません。保存したデータを管理するためのファイルシステムが破損すると、保存したデータが利用できなくなります。

特に、大量のデータを扱っている場合や、重要な業務用のデータが含まれている場合、影響は甚大です。

データの損失を避けるためには、定期的な作業の保存が欠かせません。作業中は、意識的に作業を保存しましょう。多くのソフトウェアに搭載されている自動保存機能を活用するのもひとつの方法です。

ハードウェアの損傷

停電が発生した場合、パソコンのハードウェアにも悪影響を及ぼす可能性があります。突然電源が絶たれ、パソコン内部で動作しているものが不正にシャットダウンされると、結果としてハードウェアの寿命が短くなる場合があるのです。例えば、次のような破損が発生する可能性があります。

  • 電源ユニットに過度な負担がかかったことによる損傷
  • マザーボードに流れる電流が不安定になったことによる損傷
  • 電源が不安定になったことによるHDDやSSDの故障

特に、古い機器や安価な機器を利用している場合、損傷や故障のリスクは高まります。ハードウェアが損傷すると修理費用がかかるだけでなく、データの損失にも繋がる可能性があります。

停電が発生したときにやるべき基本的な対策

パソコンを使っている最中に停電が発生した場合、次のような対策を実施しましょう。それぞれ、詳しく解説します。

  • バッテリーの確認
  • データの保存

バッテリーの確認

ノートパソコンの場合、内蔵バッテリーがあるため電源が切れても一時的に作業を続けられます。停電が発生したら、まずバッテリーの状態を確認しましょう。一般的には、パソコンのデスクトップにバッテリー残量を示すアイコンが表示されているため、ひとめで残量を確認できます。

節約モードを有効にすると普段よりは長く作業を続けられます。また、モバイルバッテリーがあれば、より長時間の作業が可能です。

まずはバッテリーの状態を確認し、どの程度作業を続けられそうか確認してください。

データの保存

停電が発生した場合にもっとも重要なのは、作業中のデータを速やかに保存することです。停電してすぐはパソコンが動いていても、状況によってはすぐに電源が落ちてしまうこともあります。ノートパソコンのバッテリー残量が少ない場合にも、速やかなデータの保存が必要となるでしょう。

パソコンの電源が落ちてしまうと、未保存のデータは失われます。特にビジネス文書や重要なプロジェクトファイルが失われると影響が大きいため、重要なものから優先的に対処してください。

多くのオフィス系ソフトウェアでは、Windowsの場合「Ctrl+S」で、Macの場合には「commad+S」でデータを保存できます。ショートカットキーを上手に活用すれば、停電時でも素早くデータの保存が可能です。ソフトのクラッシュによるデータの消失を防げる可能性もあるため、覚えておきましょう。

停電が発生した際に最も重要なのは、作業中のデータを速やかに保存することです。未保存のデータは、停電によって一瞬で失われる可能性があります。特に、ビジネス文書や重要なプロジェクトファイルが対象となる場合、その影響は計り知れません。

ソフトによっては、自動保存やクラウドへの一時保存が可能なものもあります。そうした機能を積極的に活用しておくと、さまざまな理由によるデータの消失を避けられます。

停電が発生する前に対策しておくべきこと

停電が発生する前にあらかじめ対策をしておくと、トラブル発生のリスクを減らせます。停電発生前にできる準備は、次の2つです。それぞれ、詳しく解説します。

  • UPS(無停電電源装置)の導入
  • バックアップの定期化

UPS(無停電電源装置)の導入

パソコン 停電対策

パソコンの停電対策としてよく用いられているのがUPSです。UPSを導入しておくと突然停電した場合でも一定時間内であればパソコンを稼働しておけます。利用できる時間は短時間ですが、データの保存や適切なシャットダウンによりデータの消失やハードウェアの損傷を避けられるのです。

UPSには、次のような種類があります。

スタンバイ型(オフライン型) 電源が切れた際に自動的にバッテリーに切り替わるタイプ
ラインインタラクティブ型 電圧の変動を補正しながら停電時はバッテリーに切り替わるタイプ
オンライン型 常にバッテリーを通して電力を供給するため電源の品質が高く高度な保護が可能なタイプ

UPSは、使用するパソコンや周辺機器の電力需要に合ったものを選びましょう。UPSの導入によって、停電時のデータ損失やハードウェアの損傷を大幅に減らせます。

バックアップの定期化

パソコン 停電対策

停電が発生する前に、定期的なバックアップを実施しておくことも重要です。

データ損失の影響は、ビジネスにもプライベートにも及びます。また、データ消失の原因は停電だけではありません。定期的なバックアップによって、リスクを大幅に軽減できるのです。

停電が発生する前に行うべき重要な対策の一つが、データの定期的なバックアップです。停電によるデータ損失は非常に高いリスクを持っており、その影響はビジネスにもプライベートにも及びます。定期的なバックアップによって、このようなリスクを大幅に軽減することが可能です。

バックアップには、次のような方法があります。

  • 外部のハードディスクを利用する
  • クラウドストレージサービスを利用する
  • ネットワークストレージを利用する

バックアップがあれば、万が一パソコン内部のデータが消失してしまっても、迅速に作業を再開できます。データが安全であると思えれば、心の安定にもつながるでしょう。

必要なバックアップの頻度は、データによって異なります。頻繁に更新される重要なデータは、毎日のバックアップがおすすめです。それほど頻繁に更新されないデータも、週に1回はバックアップを取っておくと安心です。

バックアップは停電だけでなく、その他の予期せぬトラブルに対する備えとしても非常に有用です。

パソコンの停電対策をしておこう

パソコンの使用中に停電が発生すると、データの損失やハードウェアの損傷などにつながる可能性があります。特にビジネスの現場においては、データの損失が大きなトラブルにつながるケースもあるでしょう。そのためUPSの導入や定期的なバックアップを実施し、パソコンの停電対策をしておかなければなりません。

停電は、いつ発生するかわかりません。できるだけ早く、停電への対策をしておきましょう。

業務上のデータをバックアップする際には、セキュリティに注意が必要です。また、手間をかけずにバックアップできるような仕組みを整えることで、生産性を下げずにデータを保存できます。

株式会社トントンでは、リモートワークでも安全に、自動でデータをバックアップできるサービス「アシュラ」を提供しています。これから停電対策を進めようとお考えの方は、ぜひサービスページをご覧ください。

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